皆さん、こんにちは。suginamik(スギナミク)です。マジックを、レガシーを楽しんでいますか?
多くのコメントありがとうございました。ボブ・ファンのプレイング記事です。なぜその選択をとったのか、プロの思考に触れてみてください。
ボブ′ズ プレイ レガシー、グリクシスデルバー ボブ・ファン
(翻訳元)Bob’s Play: Grixis Delver
By Bob Huang // 11 Jun, 2017
https://www.channelfireball.com/articles/bobs-play-grixis-delver/
問題1
あなたはミラーのゲーム2で先手だ。
ハンド
《Underground Sea》 1
《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》 1
《思案/Ponder》 1
《目くらまし/Daze》 1
《稲妻/Lightning Bolt》 2
《渦まく知識/Brainstorm》 1
マイプレイ
《Underground Sea》、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》、ゴー。
何人かのデルバーエキスパートに聞いたが、そして驚いたことに、ほとんどのプレーヤーが思案をプレイする結果になった。上プレイをこれまで何回もしてきた私にとってショッキングだった。理由はいくつかある。
- ミラーでは極めてテンポ戦略が重要であり、毎ターン最大限マナを使い切りたい。デルバースタートはボードのテンポを最大化する。
- ポンダースタートでシャッフルしても土地が見つからないことは、弱いハンドだとバレる大きなサインになる。私は、1ターン目にポンダーをしてシャッフルしたデルバー相手に不毛の大地を起動する。
- 相手に不毛されたとしてもデルバーがボードにある。
- 不毛してくる相手はとても弱いポディションに押しやられる。もしそのままターンを返し、デルバーが変身して2枚目のランドをセットされると単純に罰せられる。つまり、対戦相手にとってリスキーな判断である。
さあ、上で説明された状況を反対側から見てみよう。
問題2
あなたはミラーの後手だ。対戦相手はUnderground Seaをセットし、秘密を掘り下げる者をプレイした。相手の他のバンドは分からない。
ハンド
《Underground Sea》 1
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 1
《稲妻/Lightning Bolt》 1
《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》 1
《不毛の大地/Wasteland》 1
《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》 1
《思案/Ponder》 1
マイプレイ
沸騰する小湖をセットし、Volcanic islandをサーチ。自分のターンにボルトをデルバーに打つ。これは狼狽の嵐をケアし、自分のテンポを最大させる。さらに言えば、こちらがボードを均等にすることを確実にさせる。ここでは目くらましをケアすることはしない。なぜならば、早いターンの目くらましは対戦相手を後退させる。事実上「偽死儀礼のシャーマン」を与えることになる。島を1枚手札に戻すことは、ゲームの残りの全て1マナ少ないことになる。私はこの交換を喜んで受け入れる。ちなみに、テンポミラーで、死儀礼のシャーマンや目くらましは、タダの睡蓮の花びらだと考えてみると、これからのプレイの幅が広がる。これは相手の1ターン目死儀礼のシャーマンを除去しなければいけないのと同じだ。なぜなら、テンポアドバンテージはカードの交換よりもはるかに大切だからだ。
他のプレイ、例えばこちらがデルバーを展開したとすると、相手のデルバーが変身して、こちらのデルバーが除去された場合罰せられる結果となる。ミラーの優先事項は、相手のボードをクリアにすることだ。普通は自分のボードを展開することよりも優先させられる。他の選択肢といえば、小湖をセットしターンを返し、こちらのターンが帰ってきてから、稲妻を打ち、不毛を起動するプレイがあげれる。しかし、このプレイを私は好きではない。なぜならばあなたはマナを毎ターン最大限使う必要があるからだ。単純にデイズはケアするに値しない。
最後に、不毛の大地を1ターン目に起動することは単純に悪手になりえる。もし、相手のデルバーが変身して、追加のデルバーを展開されたなら、対戦相手のボードにはキーパーマネントが3枚もあるのに対してこちらは0だ。このテンポを取り返すのはとても難しい。もちろん、20%以下の場合相手は2枚目の色マナを持っていないことがあるかもしれないが、多く見ても80%以上の場合、あなたの欲張りなプレイにより罰せられる。
まとめ
問題1の場合、思案から入るのは最悪な手だとは思わない。ーーー私は他の人よりも欲張りにプレイしているのだ。もしあなたが対戦相手を自分よりも弱いと思うのであれば、思案プレイは保守的な選択をとったと意味するかもしれない。しかし、問題2のプレイに関しては確信がある。テンポとボードの枚数は極めて重要であり、相手の土地を攻めたりデイズをケアするよりも前に、相手の脅威をクリアにすることが極めて大事だ。
以上です。
グリクシスデルバー ミラーにおけるテンポの考え方やボードで優位に立つ重要性がわかりやすく解説されていました。デルバーが上手い人がどう考えて、どうプレイしているか少しですが触れてもらえたかと思います。1ターン目のプレイから多くの選択肢があるレガシーらしい面白さの詰まった問題でした。
もちろん、このプレイはボブ・ファンさんのプレイであり、これが正解というわけではないと思います。問題1の場合、相手から不毛をくらうことがあるかもしれません。問題2の場合、稲妻が打ち消されて次の除去が見つからずデルバーに殴り切られるかもしれません。どのプレイにも裏目はあります。
ただ、どんなプランニングを持ってプレイするか、その理由を考えることが大切です。ことグリクシスデルバーミラーにおいてはボブ・ファンさんの攻めのプランニングに自分はとても勉強になりました。グリクシスデルバーは一度攻めに入るとそのまま押し切れるだけの力を持った力のあるデッキです。先手の場合はどうやって攻め続けるか、後手の場合はどうやって相手の攻めを捌き自分が攻めに回るか。テンポやボードの脅威の数に気をつけて、是非グリクシスデルバーを回してみてください。
ボブ・ファンさんのプレイ動画を載せておきます。対戦相手はBUGデルバーです。2ゲームとも後手からまくってます。相手脅威の捌き方や、こっちが攻めに入るタイミング、不毛の大地をめぐる攻防など見所満載です。
SCGDC – Round 15 Bob huang (grixis delver) vs Steven Borakove (BUG delver)
最後にもう一つ。最近晴れる屋さんの「Hreruya COMBAT」でレガシー動画があがってました。サイトノブオさんが解説を加えながらグリクシスデルバーを回しているので是非ご覧になってください。
これからは、海外の記事の翻訳(意訳)記事をお送りすることになると思います。年末で仕事が忙しくなるので、鈍行更新になると思いますが、またよろしくお願いいたします。
それでは素敵なレガシーライフを!
速攻民の叡智
出題編で考えたプレイ内容と解答は合ってたけど、ここまで深くは考えてなかった…。
1ターン目から不毛とか軽量除去とかピッチ打消とかお互いに選択肢ありすぎてレガシーやってたら頭パンクしそうw 練習すれば感覚と経験で最適解が出せるかもしれないけど…。
クロックパーミ、ことミラーはクリーチャーの設置が最優先、敵のハゲは焼ける内に焼いとけってのは基本的なプレイングだけど
だからこそもう一歩くらい著者の見識入れて踏み込んで欲しいわ
どのプレイには裏目はあるわけでミラーだとこうなるけど相手のデッキが不明な場合はこうするといいとか
内容は純粋に勉強になるわ
でも、意訳だというならもうちょっと綺麗な日本語で書こうNE!(言いがかり)
>あげれる(ら抜き?)
>このプレイを私は好きではない(てにをは)
>罰せられる(意訳とは思えないワードセンス)
これは素直に勉強になるなぁ。
レガシーのデッキはMOでもやらない自分にとって使わないデッキの弱点、思考ってのは分からない。
こういう「このデッキならこうする」って記事はリアルのプレイで重要になるからありがたいですね。
失礼、MOでもやらない限り、でした。
これじゃあ、レガシーやってないみたいですね
~そうだから~って根拠薄いわ
確率論でガチガチに語れるやつおりゃんの?
意訳?
思案って書いたりポンダーって書いたり、表現は統一してほしいな
わからんでもないけど、読み取りにくい
まぁデルバーデッキは1ターン目デルバーが出せるかで勝率大分変わるからね。除去をデイズで消せてアップキープにブレストで裏口出来るレガシーなら尚更