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石川賢哉さん Eternal Weekend Top 4 入賞インタビュー

suginamik
コメント12件 2019/08/31

 

 皆さん、こんにちは。suginamik(スギナミク)です。マジックを、レガシーを楽しんでいますか?

 

 Eternal Weekendに参加された方お疲れ様でした。

 

 今回は、Eternal Weekendで見事Top 4に入賞された石川賢哉さんをお招きしてお話を聞きたいと思います。石川さんは、以前紹介したBGデプス調整グループに入っていたご縁でインタビューをさせていただける運びとなりました。調整グループに興味のある方は最後に連絡先を載せてあるので、そちらをご覧ください。

 

 

 

 

石川賢哉さん Eternal Weekend Top 4 入賞インタビュー

 

目次

  1. はじめに
  2. 大会レポート
  3. 調整録
  4. サイドボーティング
  5. キープ基準
  6. おわりに

 

1 はじめに

 

suginamik「EWでTop 4入賞おめでとうございます!今のお気持ちを聞かせてください。」

 

石川「ありがとうございます!

 

 今の気持ちとしては、自分が予想もしていなかった好成績を残すことができて、とてもうれしい反面、最後に緊張や疲れ、焦りから、ミスをして負けてしまったことに対する後悔も残っているという感じです。

 

 あと今は、優勝したデプス使いじゃないのに、こんなインタビューを受けていいのかというのも、正直思っています(笑)」

 

石川賢哉さん

(*画像はマジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト様から引用させていただきました。)

 

suginamik「Top 4でもすごい成績ですよ!大型大会のSEは想像もつかないほどの緊張感だったと思います。自分も一度は経験してみたいです。」

 

石川「そうですね、これまで自分もそこまで参加人数の多くないPPTQで3没したくらいは体験してたんですが、カバレージになってるTop 8を決めた戦いや、SEは本当に緊張しました…。やはり規模で全然心境は変わってきますね。」

 

suginamik「Top 8をみるとデプスデッキがとても多かったですね。デプスは上位にいる思いましたが、ここまでとは予想できませんでした。石川さんはこんなデプス祭りにになることは予想されていましたか。」

 

石川「使用者上位に来るとは思っていましたが、まさかここまでTop 8がBG祭りになるとはさすがに想像してませんでしたね(笑)、正直自分が8に残った時、周りのデッキ7位の方のホガーク(3Rで負けた人)しか知らなくて、これは俺が最強のデプス使いか!?と思ったら上に2人いるんですもん…

 

 その結果、Top 8の中で一番使用人数の多いカード、Bayouですからね!」

 

suginamik「優勝賞品がBayouというのに何か運命じみたものを感じてしまいます。レガシーのTop 8で青いデッキがスニショの一つだけというのは聞いたことないですよね。」

 

石川「正直デルバーと4cコンは一人ずつくらいはいると思ってました。あと青赤デルバーが使用率トップなのも驚きましたね、やはり神の影響がでかかったんでしょうか。」

 

suginamik「赤単プリズンが増えることが予想されていたので、デルバーを使うならURはよい選択だと思いますよ。神決の影響もあったかもしれませんね。

 

 これからは本題に入って、石川さんにEWで使用されたスローデプスについて、大会レポート、調整録、サイドボーディングなどをお話していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。」

 

石川「よろしくお願いします。」

 

 

suginamik「それでは、自己紹介をお願いします。」

 

石川「石川賢哉(23)です。マジック歴は初めて触ったのが大学1年の冬にのゲームサークルでシールドをやらせてもらったときで、本格的に始めたのが、イニストラードを覆う影からです。レガシーはGP千葉の学生無料参加からふれはじめ、本格的に始めたのはその1年後くらいですね。

 

 普段はMOでレガシーを遊んだり、アリーナでスタンダードを遊んでいます。たまに晴れる屋名古屋店の競技イベントに行ったりもしていますが、ちょっと距離があるので基本的にはオンラインが主戦場です。あと、BGデプス調整グループにも入っています。

 

 基本的には競技として楽しんでいる側面のほうが大きいので、GPや国内のイベントは、ヴィンテ以外はフォーマットを問わず出ている感じです。」

 

2 大会レポート

 

suginamik「では、次に大会レポートに移ります。」

 

石川「使用したデッキリストはこれです。」

 

(*画像はマジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト様から引用させていただきました。)

 

 

石川「戦績はこれですね。

Burn ×○○

ANT ×○○

Hogaakvine ×○×

Miracle ○○

BUGDelver ×○○

Mono-Red-Prison ○○

Lands ○○

BantReliquary ○○

Lands ○×○

4cDelver ○○

 

スイスラウンド 4位

 

Mono-Red-Prison ○○

SlowDepths ×○×

 

最終結果 4位」

 

suginamik「今大会のハイライトはありますか。」

 

石川「今大会のハイライトは、間違いなくR9のLands戦G3ですね。相手のハンドが0のところから、森知恵でペイ8されて、ハンドが3枚になったところで、ギャンブルを打たれてました。ギャンブルでサーチしたカラカスが落ちたときは高まって声を挙げてしまいました。今思えばちょっと顰蹙を買ってしまう行為だったな思います…(反省)」

 

suginamik「運も味方しましたね。R9でそれは熱い。興奮してしまうのも分かります。」

 

3 調整録

 

suginamik「EWに向けてリストはどのように調整されましたか。」

 

石川「今回の調整として、本格的に始めたのは M20の開墾者を適当にデッキに入れてリーグに潜り始めたところから始まりました。最初はこんな感じで、今見ても何がしたいのかさっぱりわからないデッキですね(笑)

 

 しかし、このデッキから得られた情報は意外に多く、まずエルフの開墾者+レギサウルスの存在によって、1回除去を挟めれば、デルバーにビートダウンで勝つことが普通にできることがわかりました。

 

 

しかし、レギサウルスは少し重かったので、何か他にいいクリーチャーはないかと探していたところで、現レガシー神のTomさんが呪詛吞み入りのrugデルバーを回していることを知り、そこで呪詛吞みに可能性を感じ始め、しばらく調整を繰り返していました。はじめの方は3-2や4-1を繰り返していて、感触は悪くなかったんですが、サーチカードが少なくなっている都合上、コンボに速度負けすることが多くなったり、コントロールに回答を揃えられてしまうまでの時間を与えてしまったりすることが多くなっていることに気付きました。

 

 

  それから、突如としてホガークデプスが現れます。最初は流石に乗りに乗ってただけだろうと思っていましたが、レガシーのリーグ結果が更新されるたびに結果が載っており、この実力は本物なのか…?と思い始めました。

 

 そこで、私もこれまで汚いデプスデッキ(笑)を作っては投げを繰り返していたものとして、これは触ってみなければと思い、回してみるも、まっっっったくといっていいほど勝てず、このデッキは自分には合わないものだと悟りました。

 

 しかし、ここにきてこのようなデッキが出てくるということは、他にもいろいろなデッキが実は開拓できていないだけで強いんじゃないかと思い、リアニメイトをいれたDD Reanimateを作ったり、Landsのように土地を増やし、カラスローム(カラスの罪+壌土からの生命のコンボ)を取り入れたBGLandsを考えたりしました。

 

 しかし、それらはこれまでのデプスの弱い部分を隠しきれておらず、むしろ強いところを削り、別の弱みをもってしまうという結果に終わりました。この結論に至ったころには、すでにEWの4日前くらいでした。

 

 そこで危機感を感じ、もう一度これまでのデッキと、それに関する自分の経験・相性・サイド後のデッキの形・有利不利を考え、整理してみたところ、最も環境にあっているデッキの形はスローデプスであることに気付きました。

 

 そこで、その形に最も近い呪詛吞みを入れた形で再度調整をすると、呪詛吞みがいなくても、エルフの開墾者は一人で十分に殴りきれる性能を持っていることがわかりました。また、前の週にあったレガシー神挑戦者決定戦のスズイケさんの、サテュロスの道探し+陰謀団式療法のパッケージを取り入れたデプスを見つけ、それを回してみたところ、上記のパッケージの強さには疑問が残りましたが、闇の腹心の強さの再認識をすることができました。

 

 

  レンと6番の影響で、タフネス1の人権が失われていると思いしばらく採用を踏みとどまっていたのですが、それ以外のデッキ、ほぼすべてに対して強く、かつ開墾者と一緒に殴れることの重要性を再認識することができ、メインデッキが、最終的に今のリストに落ち着きました。」

 

suginamik「ボブの話は貴重です。タフ1は人権ないと思ってました。」

 

 

suginamik「一般的なリストよりも多めにとったところや、環境的に意識をしたところがあれば聞きたいです。」

 

石川「まず確定枠として、以下のカード(46枚)を設定しました。」

 

 

  次に、開墾者との相性を考え、Moxダイアを4枚にし、土地の種類を増やして対応力をあげようと考え、幽霊街・爆発域・カラカスの採用を決めました。

 

  ハンデスはデッキに8枚程度取りたく、Moxを4枚入れてる都合上、黒黒も出やすくなっていると考え、コジ審とヒムを2枚ずつ取りました。

 

  余った6枚の枠は、ボブが入ることは確定として、枚数を何枚にするかをかなり悩みましたが、サーチカードが10枚はあったほうが速いデッキにも安定するだろうと思い、森の占術を2枚とることにし、さらにミラーやデスタクへの対抗措置としてロームも1枚は取りたかったので、残りの4枚の枠をボブ:ローム=3:1にすることに決めました。

  これがメインデッキの決まった過程です。」

 

suginamik「苦労されてデッキを作られた感が伝わります。仮想敵やメタ読みはどう考えていましたか。」

 

石川「メタゲームの予想はかなり難航しました。基本MO勢なので、実際のメタが分かりにくく、晴れる屋のデッキリストや、Twitterで優勝デッキなどを調べたりしましたが、実際のところよく分からず、結局デルバー系・奇跡・ANT・スニショ・青白石鍛冶・デスタクの、古来より続くアーキタイプや、メインのが苦手なアーキタイプを、サイドの仮想敵にすることに決めました。」

 

suginamik「メイン苦手は赤単プリズンとかですかね。」

 

石川「赤単プリズンはかみ合いが激しいので、あまり気にしてなかったですね。カーンが来てからというもの、どうしようもないパターンがあまりにも多いので。

 

 上のメタゲーム予想から、サイドに他の方との差が出てます。

 

 まず強迫、これはもちろんコンボへの耐性を挙げるためです。基本的に、ANTやスニショなどの2~3killのデッキには1手遅れることが多いので、初手にハンデスがないと、まずキープすらできないことが多く、かつこちらも速いハンドでなければいけないので、マリガンも痛手になることが多いんです。なので、1マナハンデスを増量する形にしました。

 

 次に、活性の力をとっていないのは、赤単プリズンに対して、月、橋には効きますが、マイコカーンはどうしようもないというところで、だったらPWにも対処しやすく、サイドインの幅も広いトロフィーを取ろうという形になりました。しかしメタゲームを見て、ここまで赤単プリズンが多いなら、活性の力を再度に入れるべきだったなと思いましたね(笑)流石にメタゲーム4位までくると思ってませんでした…

 

 今デッキを組むとしたら、メインのロームを森の知恵に変えて、その枠を活性の力に変えますね。」

 

suginamik「神挑戦者決定戦で赤単プリズンは結果を残していたので今後も使用者は増えるでしょうね。」

 

石川「キープ基準めっちゃ難しいのでやめていただきたい~(死亡)

 

 実際SE1はハンドが強すぎたんですよね。どっちもマリガンしなかったんで。特に1ゲーム目はハンド来た時に流石に勝ちそうと思っちゃいました。」

 

suginamik「他のサイドカードについてはどのような理由で採用しましたか。」

 

石川「外科的摘出は、流石にないとリアニに当たった時に裸足で逃げ出すことになるので2枚、消耗の儀式は奇跡・土地単・ミラー・プリズン・その他ロックデッキに強いが、複数枚引くと弱いので1枚、森の知恵は白いデッキに対して相手からもらったライフを有効活用できるのと、ライフがあまり重要でないマッチの時に強いため1枚、真髄の針は不毛を多用するデッキや、スニショ、プリズン、ミラーと採用幅が広いので2枚、窒息は、青いデッキ、特に石鍛冶と奇跡に対して強いため2枚。ここまでは確定していました。

 

 残りの7枠は、サイドin,outを考えて、カード自体はほぼ決まっていたのですが、入られる枚数を調整しました。

 

 最後まで悩んだ枠としては、強迫1枚を疫病マンと頑強な決意のどちらか2枚目の枠にしようかなーと悩みましたが、ANTに対して衰微もロームも残したくなかったので、強迫は2枚ほしいとなり、変わることはありませんでした。」

 

4 サイドボーディング

 

suginamik「では、サイドボーディングプランを教えてください。」

 

 

対カナスレ

石川

Draw

+1頑強な決意, +1窒息, +2暗殺者の戦利品, +2真髄の針

 

-2トーラックへの賛歌, -4思考囲い

 

Play

+2暗殺者の戦利品, +2真髄の針

 

-1モックス・ダイアモンド, -1カラカス, -2トーラックへの賛歌

 

 まずメインは意地でも取ります。(サイド後は相性が五分になるため)

  メインは相手にクロックがいるならとにかく仕掛けてください。ターンを渡せば渡すほど不利になります。カウンターは仕方ありません。

 

 サイド後は、相手からバウンスが飛んでくるので、メインとは違い、相手の脅威に対応しつつ、安全な着地が求められます。

 

 後手の場合は、対応を迫られます。そこで、対応した先に盤面を掌握できる窒息や、相手の対応策を防ぐ頑強な決意が効いてきます。

 

 囲いとヒムを抜くのは、デルバーが相手にいると、ハンデスがあまり意味をなさず、特に囲いは相手のキルターンを早める結果になることが多いからです。ヒムに関しては単純に重いですし、スネアのいい的です。なので残すハンデスは、終盤でも軽量カウンターやスナグを落とせる審問のみ残します。しかし、最近は死亡退場がとられている場合もあるので、強迫と入れ替えてもいいかもしれません。

 

 先手の場合は、先手のハンデスが大きな意味を成します。言うまでもなく、相手のクロックを叩き落せる可能性があるからです。あと、できるだけコンボをするとき森は盤面に残さないほうがいいです、突然マリットレイジがどっかに消えるので(水没)

 

 

対石鍛冶

 

+2窒息, +1頑強な決意, +2暗殺者の戦利品, +1疫病を仕組むもの, +1森知恵

 

-1カラカス, -1不毛の大地, -2モックス・ダイアモンド, -2森の占術, -1コジレックの審問

 

 対石鍛冶は、メイン微不利、サイド後5分といったところです、基本的に不毛が入ってないので。

 

 メインは、ソープロと殴打頭蓋、十手に気を付けていれば、あとは大体何とかなります。ジェイスが検閲し始めたらそれは相手のハンドがすごいことになっているので大体負けです。

 

 サイド後は、先手でも後手でもメインとやることは変わりません。ただこちらに対応カードが増え、相手からディッチャが飛んでくるだけです。ゲームが長引きやすいため、Moxと、使えない土地は減らします。互いに対応し合った先に残るカードを狭めるためにも、序盤からのハンデスは結構聞きますし、枚数で戦うデッキなのでヒムはゴリゴリに刺さります。

 

 相手のナーセットは森の知恵がある場合を除き、ほかっといて大丈夫です。呪詛術士は、ジェイスをつぶすことを意識して、勝てる見込みがある場合をのぞき、速めのプレイは控えましょう。

 

 

 

対奇跡

 

+2窒息, +1頑強な決意, +2暗殺者の戦利品, +1最後の望み、リリアナ, +1疫病を仕組むもの, +1消耗の儀式

 

-2モックス・ダイアモンド, -2森の占術, -2輪作, -1カラカス, -1不毛の大地

 

  奇跡は青白石鍛冶より簡単です。相手からすぐに脅威が飛んでこないので。

 

 ハンデスがとても重要なマッチになります。相手がトップをいじくるカードをバンバン落としてやりましょう。優先順位としては、

 

序盤(ハンドにフェッチなし):思案→ブレスト→先触れ

 

序盤(ハンドにフェッチあり):ブレスト→思案→先触れ

 

中場以降:先触れ→ブレスト→思案

 

 ただし、最大の驚異である相殺とメンターだけは、トップ操作カードよりも優先的に落としましょう。死ぬので。

 

  サイド後は、相殺をケアできるように、衰微か、アド源である開墾者やボブ、森知恵があるハンドをキープしましょう。相殺の存在以外は、基本は弱い青白石鍛冶です。

 

 

対ANT

 

+2脅迫, +2外科的摘出

 

-3突然の衰微, -1壌土からの生命

 

 メインはハンデスキープしなかったらほぼ死にます。あきらめましょう。

 

 サイド後は、ハンデスを確実にキープして、相手のコンボを止めるよう動きましょう。また、もしサージカルで相手のデッキを見て、バウンスが3枚以上入っていたら、カラカスを抜いて頑強な決意を入れましょう。

 

 

 

対スニショ

 

+2脅迫, +2外科的摘出, +2暗殺者の戦利品, +2真髄の針

 

-3突然の衰微, -1 壌土からの生命, -2森の占術, -1闇の腹心, -1不毛の大地

 

 スニショのメインは、相手がショーテルから全知かグリセルが捲れたら大体死にます。エムラだったらそこからコンボ決めてブロックさせたり、カラカスで処理できるので何とかなりえます。

 

 サイド後は、相手の月があるため基本土地を持ってきながら、ハンデス、針でコンボを抑え込みましょう。ANTよりは勝てる相手だと思います。

 

対デスタク

 

+2暗殺者の戦利品, +1最後の望み、リリアナ, +1疫病を仕組むもの, +1消耗の儀式, +2真髄の針, +1頑強な決意, +1森知恵

 

-4思考囲い, -2トーラックへの賛歌, -2コジレックの審問, -2森の占術, -1モックス・ダイアモンド

 

 メインは最速で出してソープロされたら投了くらいでいいです、そのくらい勝てません。

 

 サイド後は、4:6くらいまでは相性が戻ります。とにかくサイドカードでイジメましょう。針の指定は、基本的には不毛・バイアル・ルンママのどれかになります。

 

 疫病を仕組むものの指定は、人間か、エレメンタルにしましょう。地上が止まっている場合は、エレメンタルが特に有効です。頑強な決意は、アバター指定ももちろんいいですが、エルフを指定するのもいいと思います。3/4になれば開墾者で止まる盤面も結構多いので。

 

対赤単プリズン

 

Play

+2暗殺者の戦利品, +1森知恵, +2真髄の針, +1消耗の儀式, +1頑強な決意

 

-1壌土からの生命, -1コジレックの審問, -2森の占術, -2トーラックへの賛歌, -1カラカス

 

Draw

+2暗殺者の戦利品, +1森知恵, +2真髄の針, +1消耗の儀式, +1頑強な決意, +1疫病を仕組むもの, 

 

-4 思考囲い, -2コジレックの審問, -1壌土からの生命, -1森の占術

 

 赤単プリズンはかみ合いが重要です。メインで月と橋を重ねられたら大体負けますが、1枚なら衰微から友情コンボを決めたり、殴り勝つことができます。

 

 サイド後は、相手からはバウンス、こちらは置物破壊で対抗できるのですが、割るべき置物が多すぎたり、初手でX=0のチャリス+月とかで2秒で負けるので、デッキバレしているサイド後のほうが、かなりきついゲームになります。なので、本気で対策するなら、活性の力を2枚くらいとりましょう。

 

 正直、サイド前からデッキバレしているSE1で、何で勝てたのかは未だによくわかりません。

 

対BGデプス(ミラー)

 

Play

+2外科的摘出, +2暗殺者の戦利品, +1真髄の針, 最後の望み、リリアナ, +1消耗の儀式, +1森知恵, +1頑強な決意

 

-4思考囲い, -2トーラックへの賛歌, -2コジレックの審問

 

Draw

+2真髄の針, +2暗殺者の戦利品, +1疫病を仕組むもの, 最後の望み、リリアナ, +1消耗の儀式, +1森知恵, +1頑強な決意

 

-4思考囲い, -2トーラックへの賛歌, -2コジレックの審問

 

 メインはまあミラーなのでミスさえしなければ(←ここ重要)基本的に引きの強いほうが勝つだけ。

 

 サイド後は、先手は攻め、後手は守る展開になりやすいので、先手は相手の賭けの一手を咎めたり、速めに出てきた舞台を壊しつつ引っこ抜けるサージカル、後手では相手の行動を抑えないと間に合わないことがあるため、針を入れます。

 

 本当はハンデスを残したい(実際に1位の人は囲いを残してた)が、自分の中では抜くカードがない&きかないときも多いのでハンデスを全抜きしています。

 

 SE2では、サイド後手の時に遅いと思ってロームを抜いてサージカルを入れていたが、後手で対応しているときに、サージカルなんて引いている場合ではない。明確なミスでした。」

 

石川「こうやって書いてて、いまだになんで2回も赤単プリズンにストレート勝ちしたのかがわからない…」

 

suginamik「(笑)」

 

石川「まあ1ゲーム目はトリマリ&ダブマリで勝ってるのがでかかった。」

 

suginamik「赤単プリズンは毎回7枚キープができるデッキではないですからね。」

 

石川「結構使い始めの人って、デプスに対してチャリス0で置かない人いるんですよね。」

 

5 キープ基準

 

suginamik「これからデプスを始めようという人にとっては、キープかマリガンの判断が難しいと思います。キープ基準に関してはどのように考えていますか。」

 

石川「キープ基準に関しては、ロンドンマリガンが入ったので、これまでに比べて厳しめになりました。もちろん厳しくなったといってもそうしたほうが勝てるというだけであり、決してロンドンマリガンが悪いというわけではありません。むしろ積極的にマリガンしていってください。

 

キープ基準は例外もありますが、だいたいこんな感じです。」

 

石川「①土地3~4枚(緑が出ること、アーボーグがない場合は深部はカウントしない)+開墾者+その他スペル。」

 

 

 

石川「②アーボーグ+深部+1マナハンデス+緑マナが出せるカード+スペル。」

 

 

石川「③ダイアモンド+深部+サーチカード3種のいずれか+土地2~3枚+スペル。」

 

 

石川「④コンボがそろってる(100億万点)」

 

 

suginamik「100億万点(笑)」

 

石川「例のハンドはあくまで下限ということで。④以外は(笑)」

 

石川「ちなみにこれは他の人はどうかわかりませんが、自分は1Tにボブが出るのはキープ基準にしていません。コンボがそろうかもあやふやですし、いろんな除去で瓦解しますからね。」

 

suginamik「難しいですね。ボブしかないならばマリガンする方がいいかもしれません。メインからデプスを止める手段は限られていますが、単純な除去は多くのデッキに入ってますからね。」

 

石川「まあロンドンマリガンじゃない頃は深部+土地5+ハンデスとかでも悩みましたから…

  アーボーグ+舞台があればいいですけど、今だったら秒でマリガン選べますからね。」

 

6 おわりに

 

suginamik「最後に一言お願いできますか。」

 

石川「そうですね、今回の結果を踏まえて、BGデプスというアーキタイプに興味をもっていただいた方は多いと思います。一昔前までは、レガシーの格安デッキとして有名でしたが、今ではモックスダイアモンドの値上がりでそうもいかなくなってしまいました。

 

 なのでこれからは『安いから』、ではなく『強いから』という理由で選ばれるデッキになっていくのかなーとも思います。

 

 また、今レガシーをやっていない人たちへ、レガシーはやはり値段的にも参入が難しいというのは解りますが、自分はこのフォーマットが一番自由度が高くてのめりこめるフォーマットだと思っています。MagicOnlineでは、リアルほどの資産はいらないので、まずはそこから始めてみるのもいいんではないでしょうか?というか始めてみてください!

 

 あと最後に、普段は晴れる屋名古屋のレガシーの競技イベントに顔を出したり、バクシーシ杯という大会に顔を出していこうとおもっているので、よければまた声をかけてください。Twitch(TERA4141)やTwitter(@tera_mtg)もやっているのでそちらも見てもらえると嬉しいです。

 

  質問があれば、twitterにお願いします。」

 

 

 

suginamik「今回はどうもありがとうございました。Top 8に残られた方にインタビューさせていただけでとても光栄ですし、楽しくお話できてよかったです。」

 

石川「こちらこそ、とても貴重な機会をいただけて光栄ですした!ありがとうございました!」

 


 

 以上です。

 

 今回は大会入賞者にインタビューをさせていただくという貴重な機会をいただけました。重ねてになりますが、石川さんありがとうございました。

 

 読んでくれている皆さんの中に、「レガシーの楽しさを広めたい!」という思いの方がいらっしゃいましたら、是非私のMTG専用のツイッター(@suginamikmtg)にご連絡ください。レガシーに関した面白い記事のテーマを募集しています。

 

 また、デプスデッキに興味をもった方がいらっしゃいましたが、ぜひBGデプス調整のライングループにご参加ください。参加の仕方は代表者のとんかつさんのツイッター(@tonkatu_cafe)か私suginamikのツイッター(@suginamikmtg)にDMを送ってください。

 

それでは素敵なレガシーライフを!

コメント12件 2019/08/31

速攻民の叡智

  1. 荒らしが出るからとは言っても、ここでもナベの事が取り上げられないのは残念に思う

  2. 3行要約して!

  3. 記事の情報密度の差で耳キーンなるわ

  4. 速攻mtgらしからぬスーパー本格的実践記事誇らしくないの?

  5. こういう記事はいいっすね

  6. 相変わらずsuginamikさんの記事は良いですね!レガシーのこういった記事少ないのでこれからも頑張ってくだせぇ

  7. 調整こんなに泥臭いんだね。すごいや

  8. 直前の記事がネッシーネッシーからのこれか

  9. 別のサイトかと思った

  10. 発言者でフォント変えるとかすると見やすいと思った。

  11. 似てる →

  12. ここはクソコラハゲ崇拝サイトでは無かったのか?

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