公式よりプロリーグの新制度が発表されたのでご紹介いたします。
これによると、マジックは順調に拡大し、各種メディアにも露出が増えてきた。よって新制度でより分かりやすくプロリーグに挑めるようにするとの事。
テーブルトップ(以下、紙と表記)とデジタル、それぞれにプロリーグへの道順があり、どちらか、またはどちらも重要な位置付けになります。
各リーグや要素をそれぞれ見ていきましょう。
ライバルズ・リーグ
何かと話題に上がりがちなマジック・プロリーグ(MPL)への登竜門となるリーグ。
46名で構成される。
参加するには
- デジタル・ランク1位~12位(MPL選手は除く)
- テーブルトップ・ランク1位~12位(MPL選手は除く)
- MPLガントレット下位12名
- 前MPLシーズンの下位4名
- 裁量枠 6名
これに大きな活躍を見せるか、後述する「MPLガントレット」にて好成績を収めればMPLに入れるそうです。
マジック・プロリーグ(MPL)
選ばれし24名の選手によるリーグで、デジタル・紙の重要大会に招待される最高峰の枠。
MPLガントレット
各シーズンの終わりに、ライバルズ・リーグで活躍した選手とMPLで活躍しなかった選手によるトーナメント。
このリーグでトップ4になれば、MPL入りとなるそうです。
参加するには
- MPLで17位~20位の選手
- ライバルズ・リーグ所属でMTGアリーナの成績が3~8位の選手
- ライバルズ・リーグ所属で紙の成績が3~8位の選手
以下の選手はガントレットに参加できない。
- MPL下位4名はライバルズ・リーグに自動降格。
- ライバルズ・リーグのデジタル・紙の上位2名はMPLに自動昇格。
MPLガントレット終了時には、各リーグは以下の様な構成となる。
ライバルズ・リーグ
- MPLガントレット下位12名
- MTGアリーナ・ランク1位~12位(MPLガントレット参加者を除く)
- 紙・ランク1位~12位(MPLガントレット参加者を除く)
- MPL下位4名
- 裁量枠 6名
MPL
- 前シーズンのMPL上位16名
- MPLガントレット上位4名
- ライバルズ・リーグ所属で前シーズンのプレイヤー・ポイント獲得上位2名
- ライバルズ・リーグ所属で前シーズンのミシック・ポイント獲得上位2名
プレイヤーランキング
プレイヤーのランキングを決めるポイントは、アリーナと紙で別。MPLの順位は2つの合計。
アリーナのポイント
引き続き「ミシック・ポイント」を使用。これは以下のイベントで獲得。
- ミシックインビテーショナル
- ミシック予選
- ミシック・ポイント・チャレンジ
紙のポイント
「プレイヤー・ポイント」を使用。これは大型大会で付与され、以下で獲得。
- プレイヤーズツアー(アメリカ)/プレイヤーズツアー(ヨーロッパ)/プレイヤーズツアー(アジア)
- プレイヤーズツアーファイナル
MPLへのポイント
MPLのランキングではミシック・ポイントとプレイヤー・ポイントの両方が参照され、各ポイントはMPLスプリットでも付与される。MPL最上位選手は、デジタルとテーブルトップの両方で最高の成績を収めたプレイヤー。
紙のプレイヤーズツアー
「プレイヤーズツアー」は紙・マジックの新たな競技体系であり、各地域に広がる大会システムを通して、世界中のプレイヤーに最高レベルの舞台に立つ機会をより多くご提供することを旨とする。
開催は以下。
- プレイヤーズツアー(アメリカ)
- プレイヤーズツアー(ヨーロッパ)
- プレイヤーズツアー(アジア)
住んでいる地域とは別のプレイヤーズツアーに参加も可。ただし、参加できるプレイヤーズツアーはプレイヤーズツアーファイナルのサイクルごとに1つだけ。
プレイヤーズツアーファイナルは1年間に3回行われ、1大会ごとに各地域でプレイヤーズツアーが3回行われます。つまりプレイヤーズツアーは、1年間で合計9回行われる。
プレイヤーズツアーには、9回合計で年間3,600人ほどを招待予定。
参加するには
「プレイヤーズツアー予選」、「WPNPTQ」、グランプリ、「プレイヤーズツアー・プレミアシリーズ」、Magic Onlineのイベント等の各種予選イベントを勝ち抜く事。
上位にはいると
賞金やその後のプレイヤーズツアーへの参加権利が授与。上位入賞者は世界規模の「プレイヤーズツアーファイナル」に招待される。
その他制度
プレイヤーズツアーで好成績を収めたもののプレイヤーズツアーファイナル出場には届かなかったプレイヤーには、次サイクルのプレイヤーズツアーへの参加権利が授与される。これは最終順位ではなく最終成績にもとづく。
プレイヤーズツアーファイナルで好成績を収めたプレイヤーには、最終成績にもとづいて次サイクルのプレイヤーズツアーファイナルへの参加権利が授与される。またプレイヤーズツアーファイナルの参加者全員に、次サイクルのプレイヤーズツアーへの参加権利が授与されます
プレイヤーズツアー
プレイヤーズツアーで好成績を収めたプレイヤーには、世界規模のプレイヤーズツアーファイナルへの参加権利が授与される。プレイヤーズツアーファイナルは年に3回行われ、プレイヤーズツアーより少人数の招待となる。3地域で行われるプレイヤーズツアーからそれぞれ、プレイヤーズツアーファイナルの出場者が輩出。
参加するには
- 前回のプレイヤーズツアーファイナル参加者
- 前回のプレイヤーズツアーの成績上位
- MPL選手
- ライバルズ・リーグ選手
- 個人戦GPのトップ8または39点以上のマッチ・ポイントの獲得者
- チーム戦GPのトップ4メンバーまたは36点以上のマッチ・ポイントを獲得したチームのメンバー
- プレイヤーズツアー直前のラストチャンス予選の優勝者
- WPNPTQで参加権利を獲得したプレイヤー
- プレイヤーズツアー予選で参加権利を獲得したプレイヤー
- プレミアシリーズ・イベントで参加権利を獲得したプレイヤー
- Magic Online予選で参加権利を獲得したプレイヤー
- 殿堂顕彰者
- 裁量枠
2020年に開催予定の最初のプレイヤーズツアー予選の参加賞プロモカード
プレイヤーズツアーファイナル
120人の招待制で、年に3回行われる。
参加するには
- プレイヤーズツアーの成績上位者
- 前回のプレイヤーズツアーファイナルの成績上位者
- MPL選手24名
- 各予選期間中に開催されるグランプリの優勝者
アリーナでのイベント
ミシック・ポイントが付与されるイベントは主に3つ。ミシックインビテーショナル、ミシック予選、ミシック・ポイント・チャレンジ。
「ミシックインビテーショナル」は年間3回。
参加するには
- マジック・プロリーグ
- ライバルズ・リーグ
- ミシック予選イベント
- その他裁量枠
「ミシック予選」は各ミシックインビテーショナルにつき2回。成績上位者にミシックインビテーショナルへの参加権利が授与。各予選シーズンの終了時にMTGアリーナの構築またはリミテッドの月間ランキングで1,200位以内に入ったプレイヤーが参加できる。
各ミシック予選イベントの上位16名には、該当するミシックインビテーショナルへの参加権利が授与。またトップ16に進出したかどうかに関わらず、2日目へ進出したプレイヤーにはミシック・ポイントが付与。
「ミシック・ポイント・チャレンジ」では他のイベントへの参加権利は無いが、ミシック・ポイントが付与される。参加するには、ミシック予選に参加するのと同じ順位(1,200位以上)に到達する必要がある。
移行について
2020年8月より、競技シーズンは1年の中ごろから次の年の中ごろまでを1つの区切り。
2020年1月1日~2020年7月31日の期間は、「移行シーズン」として運用される予定。移行シーズン中もすべての競技イベントが行われるが、新システムへの移行に必要な措置として一部のイベントや予選の開催が保留される予定。
移行シーズンは各種リーグやイベントの詳細が多少異なる。
世界選手権
2019年シーズンは2020年2月に開催される世界選手権2019をもって閉幕。
2020-2021年シーズンの世界選手権では、各プレイヤーズツアーファイナルの王者と各ミシックインビテーショナル王者に注目する予定。
世界選手権はマジックの頂点であり、この輝かしい舞台に立てるのはほんの一握りのプレイヤー。詳細は、2020-2021年シーズン開始前に発表。
何から始めたらいいか
アリーナをダウンロードして始めるか。店舗で各種予選に参加しろ。だそうです。
以上となります。
紙とデジタル、両方が重要となっていますね。
だったらアリーナよMACやスマホにも対応せい!とか、紙よジャッジや大会運営のコンプラはどうなったんじゃい!?とか色々言いたいですが、今後に期待です。
速攻民の叡智
プレイヤーズツアーの開催方式を見ると
「アジア人達は欧米に遠征しに来るなよ。特に大型新人は!」
というウィザーズからのメッセージを感じる
なおさら複雑になってない?
1
> 住んでいる地域とは別のプレイヤーズツアーに参加も可。
って書いてあるんだからそんなことないでしょ
うがちすぎ
改善なん改悪なん?
変わりすぎて何が変わったんかすらわからん
※3.
アジアで出ずに、自腹で敢えて欧米へ遠征する?
5
したかったらできる制度になってるんだからそこに「遠征しに来るなよ」っていうメッセージは読み取れないってだけよ
従来のGPとPTの中間的な大会なんだから今までもGPで遠征してる人はいたんだしそこからアジア人拒否にシフトしたようには思えないってこと
※4
今のところ賛否あるから改善か改悪かはその人が何を競技マジックに求めているか次第だよ
複雑すぎて多分Wizardsも運用しきれなくてトラブルが起きるのは明白・・・
従来のプロポイント制度ですら有志の素人が作ったスプレッドシートを確認しなきゃ自分の現在の状況が把握できなかったレベルだからな・・・
アリーナ入門勢で紙を競技的にやる気のない自分としてはアリーナだけでMPLまで到達可能な制度は夢があるし歓迎だな
実際にはミシック予選すら突破できないだろうけど
しょっちゅうルールが変わってこれで飯くってる人たちは大変そうだなあ
プロレベル廃止直後の発表ならまだしも
あんだけゴタゴタしたあとに言われましても…
プロ選手たちはβテスターじゃないんだぞ…
アリーナならもう集まる必要あるんか?
アリーナのランク上げがだるすぎる。
誰でも参加できる予備予選とかやってくれんかね。
裁量枠(ウィザーズのゴリ押し枠)をいきなり最高峰のプロです!、じゃなくしたのはいい変更だと思う
どんどんわかり辛くなってて草
なんで
マジックオンラインからの枠ないんでしょうね
自分ら思ってるほどプロリーグの運営上手くないんだから慎重に動けウィザーズは
思い切って女子リーグ作ればゴリ押しでもめない