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TALの日本選手権参加レポート

ライター
コメント10件 2018/09/13

お久しぶりです。TALです。

 

 

日本選手権に行きましたので、簡単に感想を書いていこうと思います。

 

 

・スタンダード

やるからには勝つ!みたいな部分もありますが、リアルのほうが忙しく練習ができる見込みもなかったので、情を優先して黒を濃くしたグリクシスミッドレンジを持って行きました。

メタとかは無視です。

が、赤系のデッキを意識した&以前デッキを組んだ時にスカラベの神との相性が抜群によかったので才気ある霊基体を採用したクリーチャー多めのデッキでした。

結果はトータルで2-5。赤黒アグロではなく青系のノンクリーチャーに近いコントロールデッキにぶつかり続けて負け続けました・・・

 

正直真面目に調整したものでもないので、仕方ないかな、とも思います。

 

 

・ドラフト

リミテのほうはGP静岡のほうに向けて練習していた分が相当にあったため、環境にあるデッキの形をさらっと見直して挑みました。GP静岡以降大した練習をしていませんが、それで十分だと思っていたので。

 

 

1stドラフト

1-1は《どんでん返し》《稲妻の一撃》《秘儀大全》という強いアンコソートから《どんでん返し》。

1-2で《本質の散乱》、1-3で《機械職人の守護者》を取って青一直線。赤の流れがやたらとよかったため2色目で赤も考えましたが、ただ赤いカードがたくさん流れてくるだけで青赤デッキの核になりそうカードがほとんどなく紙束になりそうな気配しかなかったのでスルー。白はめぼしいカードをほぼ見かけず。緑も同様だったため、ほぼ青&アーティファクトのみでのピックに。

 

2-1で《練達飛行機械職人、サイ》を引き当て喜んでピック。1パック目で《機械職人の守護者》を2体確保していて、さらにもう1体取れたものの青クリーチャーの数が足りなかったので、少し優先してピックすることに。

1パック目の流れから2色目で可能性がありそうだったのが黒くらいしかなかったため、ちょこっと黒の優秀なカードをピック。ある程度カード枚数も間に合っていたため、途中《業火のヘリオン》を2体、デッキ的に出されるとピンチになりやすい《再利用の賢者》もカットしたり。

 

3-1で《殺害》をピックしたら3-2で《願いのジン》、そして3-3で2体目の《練達飛行機械職人、サイ》が流れてきて、どーでもいいアーティファクトでも戦力になる布陣になったため、普通はデッキにいらないカカシとか、どちらかといえば守るデッキのため不要な《匪賊の斧》などを優先してピックして、あとはどんどんカードをカットしまくってました。

 

(後で聞いた話でしたが、卓1で赤単がいたようです。が、出たカードと自分が核になりそうなカードをカットしまくっていたのもあって強い赤単ではなかったと思う・・・)

 

 

で、できたデッキがこれ。

 

 

 

1ゲームも落とすことなく3-0。

強烈なカードで殴り切るデッキではありませんが、サイで地道にアドバンテージを稼いでいって盤面を抑え込めたおかげで、少ない除去でも十分ボムを捌けた感じでした。

 

 

 

2ndドラフト

ドロップ処理が間に合わなかったのか、7人卓でのドラフト。

 

1-1は《殺害》くらいしかめぼしいものがなくピック。1-2でレアが抜けている状態での《どんでん返し》、1-3で《稲妻の一撃》、1-4《火山のドラゴン》1-5《機械職人の守護者》ととりあえず強い順にピック。火山のドラゴンが遅い順目で取れたことで赤路線で行きたかったところ、青の流れがよく、赤が微妙な感じになっていて、かつ黒も優秀なカードがぼろぼろ流れていていたのでカードパワー重視で3色を均等にピック。ちなみに白と緑がやたらと人気でキーになりそうなカードはほぼ見かけませんので、この3色に絞ることにしました。

 

2-1は大したものがなく《ふるい分け》。2-2から青黒の優秀カードを中心にピック。

1stドラフト同様青黒2色でいこうと思ってましたが、2-2と2-3で黒赤タップインランド、2-4で青赤タップインランドを見かけていたため、かつ7人卓でやたらと緑と白に人気が集まっている流れだったため、これが全部戻ってきたら3色でいけそうだなーと思っていたところ案の定全部戻ってきたため3色にすることに。それを見越して途中で青赤マルチ、黒赤マルチのクリーチャーを確保して大正解。

 

3-1で《ビビアン・リード》をカット、3-2で《ガーゴイルの歩哨》と手堅いピックをしてたら3-3でなぜか《苦悩火》が。赤やってなくてもカットするか無理やりでもタッチして使うレベルなのになぜか来ました。《機械職人の守護者》が2体いる割には青いクリーチャー数が足りなかったため、壁とかバニラとかを優先してピックして頭数を揃えてデッキになりました。

 

 

 

実は2パック目終了時点で《貪欲なハーピー》2体と《殴りつけるオーガ》を取った状態で《反逆の行動》2枚取れていて、黒赤タッチ青でもいけるなーとは思っていたのですが、そこまでしなくても十分除去が取れていたのと、コンボできないと微妙な形になるよりは安定して勝ちを目指せるデッキがいいと思い、青黒をベースにすることにしました。

 

1戦目にライフレースの計算をミスってて1本落とし(苦悩火での一発逆転を狙い過ぎた)、2戦目に青マナでない状態で青いカードを引き続けて1本落としましたが、それ以外は結構安定して勝てました。最終戦は相手ダブマリ死してましたが、普通にやりあっても負けそうにはなかったです。

 

 

ということで、ここでリミテの記事を書いている人としては面目を保てた6-0でした。

 

 

 

・個人的な雑感

以下は、個人的に感じたことです。

日本選手権に参加していた人に関して、全体的に感じたのはスタンダードの練習はかなりしていて、どんな成績で当たった人であってもかなりしっかりとプレイングをしていて、大した練習もしていない自分はくそざこなめくじ状態でした。ただ、リミテッドになるとドラフトもプレイングも若干怪しい人がずいぶんと多くなったイメージでした。

 

対戦で当たったデッキも白青=アーティファクト系、というのに捉われ過ぎていたのか線がやたら細いデッキになっていたり、《貪欲なハーピー》3枚あるけど全然生かしきれないデッキになっていたり(この原因は、実は自分が《反逆の行動》と《悪運尽きた造反者》を全部カットしていたんですけど)、噛み合いが悪いデッキとよく当たっていました。様々な(そして数少ない)リミテッドの記事に上がっている「ドラフトにおけるアーキタイプ」を目指しすぎてドラフトが歪んでるのかなーとは思っています。

 

自分はドラフトに関しては「柔軟性」と「創造性」が大事だと思っています。環境の理想となるカードの組み合わせを決め打ち気味に取っていくのもアリだとは思いますし、それがシークレットテクとなっていれば勝機もあるでしょうが、みんながそれを知っている状態で(特に2パック目以降)容易に流してはくれません。特に今回のような同卓と当たるドラフトならそれが顕著です。

 

MOでドラフトの練習をしていたこともあったのですが、同卓で当たることがほぼないシステム上、強カードを垂れ流してでも自分のデッキの形を作っていくことを優先したほうがいいことが多いです。そのためアーキタイプを試すのにはいいのですが、正直なところ、リアルな8人ドラフトの練習にはならないなと感じ、数こなすのはやめました。(環境の雰囲気を味わうには十分役立ちます)

 

これは特に少人数でドラフトをやると顕著です。チームドラフトもカットの要素が重要で、卓を混乱させたほうが有効に働くことも多いです。もし機会があったら、この話を少しだけ頭の片隅に置いてもらえると、より深くドラフトが楽しめるかと思います。

コメント10件 2018/09/13

速攻民の叡智

  1. ドラフト全勝やりますなあ!
    今後も勉強させてもらいます

  2. リアルドラフトのためになる記事
    これからもリミテの記事期待してます

  3. か、かっこいいタル〜

  4. やるやん!!

  5. さすがやで!

  6. ドラフトは謎の敷居の高さがあるよね
    人数必要だから身内で適当にやるのは中々難しいし、れる屋みたいな大型店でもないと大会やってないけどデカイお店でドラフトはみんなガチ勢のイメージで入りにくい

  7. やはりナイトは格が違った
    勝ったと思うなよ

  8. 最近れる屋のドラフトに参入した新参だけど、所詮リミテッドなんでそこまでガチで埋まってるという感じでもない印象

    慣れてない人も普通に参加できるし、サラリーマンと外人で埋まったりとかライトな感じ。
    ドラフトのルールはそこで教えてもらえる。
    試合後のアドバイスも聞けば教えてくれるから楽しいよ。
    お陰様で何回か3-0経験もさせてもらえた。
    初ドラフトは緊張したけどね。

  9. 最後の雑感が格好良すぎる

  10. 素晴らしいドラフト記事。

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