本当にお久しぶりです。TALです。自分のエントリー見てたら半年ぶりでした。
別にMTGをやめたわけではないのですが、去年末あたりから仕事の関係で土日が完全に潰れてしまい大会に出れなくなってしまいました。もともと競技マジックが好きで遊んでいる人ですので、大会に出れない→必死に考察しなくてもいいや、みたいな感じになってまして。
で、なんで今回急にやる気になったかというと仕事が落ち着いてGP千葉に出れることになったから。そのフォーマットが『基本セット2019』を使ったリミテッド戦。さらに国別選手権も(まだフォーマット発表されてはないけど日程的に)このリミテッドが絡んでくるだろう!ってことで本腰を入れ始めたのです。
最初に断っておきますが、最前提として、強豪プレイヤーでもなんでもない一人のおっさんの戯言です。ですので、プレリリースで「それ違うじゃん!嘘つき!」なんてことがあったら、どんどんコメントでご意見くださいw
◆どんな環境なのか考察してみる
今回はやる気を出したアピールのためこんな感じでエクセルでまとめてみました。
で、いろいろ並び替えたり特徴を見てみたりしてみました。以下がその考察のまとめです。
・バニラが多い
基本セットということもあり、能力を持っていないバニラクリーチャー・それに準ずるフレンチバニラが(特にコモンには)非常に多いです。システムクリーチャーになりそうなものもほとんどなく、不自然な攻撃はコンバットトリックが透けて見える状態になりやすく、警戒されやすくもなります。
・マナレシオに優れたクリーチャーも少ない
コモン&アンコモンクラスのカードだと、純粋に性能が良い・マナレシオに優れたクリーチャーも少なく感じました。2マナクリーチャーも2/2でメリット付きのクリーチャーはほとんどいません。メリット付きになると大抵は2/1か1/3になります。
さらにライフ回復をシナジーとしたカードが入っているせいか、ライフ回復手段がやたらと多いのでビートダウンにはしんどい環境かもしれません。
逆にレア・神話レアクラスはやたらと強いクリーチャーが多いです。レアリティの高いカードをうまく使える構築が重要かもしれません(特にシールド)
・新しいキーワード能力がない
「基本セット」なので新たな能力は今回ありません。ということは、そういったものでシナジーを狙ったデッキも組みづらい、といえます。
一応上記で書いたようにライフ回復でのシナジーがあったり、他にもアーティファクトがらみでちょこっとあったり、ライブラリーアウト狙いができたり、ちょこちょことシナジーがあるのですが、大抵が青がらみなので各色にあるとはいえません。
なので、強いカードをぶつけ合うミッドレンジの形になることが多いでしょう。
・除去は多い
クリーチャーの質が低い割には除去は各色に用意されています。ただ、色々と条件が付くカードも多いため注意は必要です。
・タッチでの多色化は容易
コモンに2色タップインランドがあるため、タッチでの多色化は狙いやすそうです。神話ではありますが、弧の3色ドラゴンが潜んでいるので、簡単にタッチが狙えるように土地を押さえておくようなドラフトも考慮しておいたほうがいいかもしれません。ただし、基本地形枠で出てくるのか、普通のコモン枠で出てくるのかで変わってくるかも。これは開封してみないとわかりません。
・レアリティの高い「ボムクリーチャー」は大抵飛んでる
ドラゴンがサブテーマになっている部分もあって、大型クリーチャーが大抵飛んでます。飛行に対して強くない構成なら、飛行対策はメインでもいいかと思います。
・アドバンテージが取れるカードは重要
リミテッド含めMTGでは当然なことではありますが、カードアドバンテージはとても重要です。今回テンポでのアドバンテージが取りづらい環境になりそうなので、カードでのアドバンテージが非常に大事になってきます。また、マナフラに関しても解決策となるカードが少ないので、そういうカードも優先的に採用したほうがいいかもしれません。
あと純粋なカードアドバンテージとは別に、もしボムがいくつか入っているデッキなら、その強いカードを拾って使いまわせるカードも重要視したほうがいいと思います。ボムとそれ以外にかなり差がある故・・・
以上。
簡単にいうと、いつも通りのリミテッド!なんですが、今回は特に有効牌が少ない環境になりそうなので、シールドの時は祈祷力が試されそうですw(いつもそうですけど)ドラフトだと色の棲み分けと、どんだけタッチでおいしいところを頂けるか、って感じなのでしょうか。
◆シールドなら入れる?入れない?なカード紹介
今週末にプレリリースがありますが、「もし引いたら個人的には採用するorしないなあ」と思っているカードをピックアップしておきます。
・《変態変異》
シールド戦だと相手のボムに対抗するカードはどうしても欲しいところなので、相手のボムを処理できて、その他にも使い道があるカードは優秀だと思います。ちなみに同じコピー系カードの《鏡像》は自軍しかコピーできないので対して活躍できるとは思えません。
・《心理腐食》&《石臼》
自分のデッキがボムなし&後ろ向きのデッキになったら迷わず入れます。これらが回りだすと、ゲームが変わります。ちなみに副次的な効果として、デッキ破壊が回りだすと相手のボムやキーカードの(ゲーム中に)引ける確率が100%から33%に落ちます。ただし黒いデッキの場合、クリーチャー回収手段があるので絶対ではありませんし、逆にアクセスを早める可能性があることに注意。
・《業火のヘリオン》
1ターンしか戦場にいれないクリーチャーは基本的にはリミテッドでは弱いのですが、先制攻撃持ちがほとんどいない環境なため、とりあえず相打ちはできるし、ライフを一気に詰めていく秘密兵器にはなりそうです。タフネス3が若干心配ですけど4マナクリーチャーならもう十分かな、と。
・《野生林の鉤爪》
これもボムがなくって、緑のマナレシオが高いクリーチャーだったり赤の頭でっかちなクリーチャーが多かったら何も考えずこれをつけてぶっぱなすと相手が倒せそうな気がします。気がするだけかもしれません。超重たい代わりに墓地に落ちても再利用できる《怨恨》と思えば悪くはないと思います。
・《大蜘蛛》
コモンの飛行クリーチャーは、これで全部止まります。
・《爆発性の機器》
タフネス2以下で強力なクリーチャーが少ない環境なため、無色で使える除去ではありますが使い道が非常に少ないと思います。同様に《ショック》も優秀な除去となる場面は少なく、軽いコンバットトリックとしてなら使えますが過信できる除去ではありません。
・《神聖の発動》《帰化》
結構放置しておくとやばそうなアーティファクトも多いので、デッキ的に1枚もアーティファクト・エンチャントに触れないようなら1枚までならメインで採用する価値はありそうです。エンチャントに関しては、緑白青にはコモンでも使い勝手が良いものが多いのでそういった色に対してはサイドインを検討したほうがよさそうです。上記の《野生林の鉤爪》に対してはは根本的には解決にならないですが。
以上、M19リミテの所感でした。
とりあえず今週末!プレリリースで楽しみましょう!
速攻民の叡智
今回は基本セットなだけあって、特殊なシナジーデッキを組むというよりかは基本に忠実な構築とプレイングをするのが重要なんだろうなと思う。アンコにセラ天がいないのが少し残念。
おお久しぶりやん
よく見てみると緑以外のコモンカードには何らかの形でトークンを残す
コモンカードがあることがわかったぞ…でも緑がトークン出しづらいのはなんか不思議
速攻mtgの数少ない優良ライター様やんけ!生きとったか!
ついでにデブ!生き返れ生き返れ…
いい記事
すげー分かりやすい
にしても大蜘蛛さん有能過ぎじゃね?笑
行きとったんかワレェ(分かりやすいですありがとうございます)
待ってた