ユキの手軽に遊ぼうEDH 第28回　無色

  こんにちは、ユキです。
  今回は無色です。四周目に入りました。
  今回のテーマは「無色マナを出すマナアーティファクト」です。
  個人的な意見ですがマナアーティファクトは好みません。EDH特有のアーティファクト破壊の格好の的になるからです。マナクリーチャーはクリーチャーとして戦闘出来たりデッキによってはコンボなどに使え、土地は破壊されにくい。という点がありマナアーティファクトは利用しやすい青絡み以外だとただマナを伸ばすだけの上壊れやすいという欠点の方が大きく見えます。〈太陽の指輪/Sol Ring〉〈魔力の墓所/Mana Crypt〉程のカードパワーがあったり有用な能力があれば検討しますが、個人的には多用はしていないのが実情です。〈太陽の指輪/Sol Ring〉

 

  EDH入門用マナアーティファクト。毎回統率者セットに入っているお馴染みの1枚。ヴィンテージでしか使用しない上、そちらも1枚制限なので古いものやKaladesh Inventions版ではない限りワンコイン以下で買えます。むしろ統率者セットを買った方が他にも色々手に入りますし良いでしょう。
  たった1マナで恒常的に2マナを生むというのはかなり破格です。土地は1ターンに1枚しか置けず、使えるマナは毎ターン1マナしか増えないのが基本であるなら太陽のリングは追加で2ターンを得ている事になります。つまり極端な例だとこのカードは1マナの〈時間の伸長/Time Stretch〉にあたります。しかし2ターン分得するのはマナしかないため、序盤以外ではその恩恵は薄れてしまいます。そのため手札に来るように2回位はマリガンをするという人もいます。
  数が少なかったかつてはEDHをする上の壁のひとつで、若干の憧れを含むロケットスタートの代名詞でした。沢山刷られた今は、みんな持っているのに序盤に出すだけでヘイトが溜まる置物の様に見られる時もあります。

 

〈精神石/Mind Stone〉〈面晶体の記録庫/Hedron Archive〉

 

  無色マナを生むアーティファクトは上述の太陽のリングや魔力の墓所などがあり、色マナを生むものも印鑑などで事足ります。そのため無色マナを生むカードでは、劇的にコストが安いか他の効果が魅力的な場合以外は使用しずらい傾向があります。
  この二つのカードはマナが必要な時はマナアーティファクトとして使い、いらなくなったらドローに変換出来る小回りの利くものになっています。特に精神石は2マナとマナアーティファクトとして妥当なコストと、軽いコストでドロー出来る手軽さが非常に便利です。10版が最後ですが特殊セットでコンスタントに再録されていますのでシングル価格はそこまで高くはないでしょう。