こんにちは、ユキです。
かなり間が空いてしまいましたが、投げっぱなしにはしません。
世間はドミナリアも終わりバトルボンドも終わり基本セットですね。EDH好きとしてはバトルボンドに面白いものがちらほらありますね。共闘持ちのプレインズウォーカーは以前紹介した〈大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer〉デッキにすんなり入りそうです。「○○との共闘」は片方出すだけでもう一方をサーチ出来るので実質1ドローしているものであるので、両方デッキに入れるとずるい動きが出来るかもしれません。
新しい基本セットは面白いものもあるのですが、いまいち気分が乗りません。以前も書きましたが個人的には両面カードが嫌いなので、1枚でも両面カードがセットに入っていると気分が下がります。おのれボーラス……
さて、ユキがみきちゃにマジックを教えたレポ「ユキの二人三脚マジック」。前回はルールを教える上で躓いた点をいくつか挙げました。
今回は割とプレイングに近い面で躓いた点を挙げたいと思います。
1、勝利という目的を見失う。
マジックのゲームはいくつか勝利条件がありますが、大体は20点のライフを削り合うものです。そのために何が効率的になるかを考えなくてはいけません。極端な話、自分のライフが1点だろうが、自分の場のパーマネントの数が0だろうが、相手のライフが先に0になれば勝ちは勝ちです。
そのためには捨てるべき資源はキッパリと捨てなくてはいけないシーンが多々あるのですが、そこの加減が難しいのが初心者です。60枚のデッキ、20点のライフ、7枚の初手と毎回のドロー。同じ資源を減らし合うのなら無駄を少なくした方が良いというアドバンテージの説明もここに含まれるでしょう。
良くあるのが「自分のクリーチャーが死ぬのが嫌でブロックしない」「プレインズウォーカーが大切過ぎて無駄に守ろうとする」「ライフが減るのが怖くて攻撃に対して何でもチャンプブロックする」といった所です。
対策
「ライフを0にするためにその行動は必要か」という事を、実際にヒントを出して考えてもらう。はじめは極端な例を出しましょう。
「このクリーチャーの並び方だと、次のターンのあなたの攻撃で勝てるのだが、ここであなたのライフを守るブロックをする意味はあるだろうか」「今は勝っているのだから、わざわざプレインズウォーカーを守りにいかずに攻撃した方が相手のライフを早く減らせるのではないか」など。
2、思考領域が狭い
戦場のパーマネント、ライフ、クロック、自分の手札の枚数と内容、相手の手札の枚数、残りのライブラリー枚数とその中身、相手のデッキタイプと使われそうなカード、墓地のカード、進行ターン数、デッキタイプなど、相手の行動を考えて自分の行動を決定する要素は沢山あります。
上級者の多くは、継続するターンの中でアドバンテージを考え、相手の手札や行動も考えプレイします。一方初心者はデッキタイプと自分の手札から考えうる最善手を考えがちです。
プレイングの最初は「自分のしたい事をする」から「相手のしそうな事を踏まえて、自分のしたい事をする」への転換ではないでしょうか。
対策
1、意見する。直前の相手の行動に、少しだけ思考領域を広くした例を出し比較して考えてもらいましょう。
「相手は前のターンに攻撃してこなかったけど、どうしてだと思う?」
「その攻撃はデッキタイプとしては正解だけど、相手の手札やマナはある。こんな時一網打尽に出来る呪文があるかもって考えたら、どうすれば良いだろう?」
2、お互いに同じデッキをしばらく使い続ける。デッキタイプが分かって初めて相手の基本的な行動が分かります。相手の基本的な行動が分かれば、その基本から逸脱した不自然な行動が分かりやすくなります。
ただし、デッキタイプや場の状況から見出せる「基本的な動き」は確認し見失わないようにしましょう。相手の手札などを無用に恐れた疑心暗鬼な行動や、インスタントを構えすぎた結果本来の動きを阻害してしまう事は往々にあります。
3、コストパフォーマンスが分かりずらい
強いカードを使って勝ちたい。自分でカードを選んでデッキを作りたい。という願いは初心者でもあるものです。ですがカードの強弱は分かりずらいものです。
マジックにおいてのコストパフォーマンスの評価の第一歩は「コストの大体の相場」を沢山蓄積する事ではないでしょうか。マナレシオ、クリーチャーの全体除去は5マナ位、キャントリップは2マナ位、無色1マナのマナアーティファクトは2マナ位、好きな色のマナを出せるマナアーティファクトは3マナ位……。
これらを組み合わせたり比較する事で、相場との高低が分かり、それがコストパフォーマンスの良し悪しが分かる事になるのではないでしょうか。
しかしこの方法は、沢山のカードを見なくてはなりません。私が提唱している、まずは覚えるカードを少なくするものとは逆です。慎重にしてほしい気持ちもありますが、色々なカードを見たいという方には見せてあげましょう。
対策
1、似た役割のカードを2・3枚提示する。デッキの方向に合っていて、似たカードを見せて合うものを選んでもらいましょう。コストが軽いもの、効果が大きいものの目安のひとつを分かりやすい選択で示してあげると良いでしょう。
2、カードを沢山見せる。方針変更をして沢山見てもらいましょう。特にゲームの勝ち負けやプレイングにベクトルのあるスパイクであるならなおさらです。
初めてのものは何でもかんでも覚えなくてはいけないと思って難しいものですが、何度も繰り返す事で、気にしなくて良い事が分かってくる事があります。「前言ったじゃん……」と思う事もありますが気長に待つ事も考えましょう。
速攻民の叡智
久しぶりやんけ!
わかり「ず」らい じゃなくて わかり「づ」らい だゾ。漢字で「辛い」だから「つらい」と覚えるといいゾ。
記事の内容は自分のプレイングを見直す切っ掛けになったわ…面白カード使いたいばかりにあちこちガバガバになってる事に気づけた。ありがとうございます。
ようやく戻ってきたかああ!初期の頃と比べると記事の内容もレイアウトもだいぶ読みやすくなったな。
1、勝利という目的を見失う。
これが自分のコミュニティに発生していてうまく言葉にできなかったが、腑に落ちた。
ありがとう。
おう、帰ってきたか!
久々に戻ってきたと思ったら開幕から苦言で笑った
やっぱユキおじさんがいねーとここはクソコラしかないブログなんやなって
多くの場合は相手のライフが0になるのはボードとハンドが質と枚数で相手を上回った結果行きつくもので初心者にはアドを稼ぐってことから教えるべきかな
アドやリソースを失ってでもライフを狙って勝ちに行くって判断は基本的にリスクが大きく相手のデッキやカードを熟知している必要があって初心者どころか中級者以上でも間違えやすいポイントだと思うんだけど
これはmtgに限らず、他のカードゲームでも基本的な事だよね
初心者向けのいい記事
どうでもいいけどボーラス様のパックからは一緒に専用の代用カードが出てくるからそっち使えば出し入れしなくていいんじゃないですかね?